当院の検査機器と、院内で即日結果報告可能な検査項目についてご紹介致します。当日迅速結果の必要性につきましては、医師が判断いたします。項目により後日結果となることもございます。
専門性を考え、市民病院や大学病院など大きな病院で使用しているものと同一機器を新規導入しました。 HbA1c の測定は1 検体38 秒と高速で、HPLC 法という標準測定法を使用、正確に診察前迅速検査が可能です。血管採血だけでなく指先からの採血にも対応可能です。
指先からの採血で簡単に血糖値(グルコース)を検査することができます。 自己血糖測定装置より正確な検査となります。 測定結果は電子カルテに送信されます。
尿検査は自動判定で、電子カルテに結果が送信されます。
一般的に開業診療所にあるドライケミストリーの機器と違い、病院などの大きな検査機器と同様のウェット試薬を使うため正確な検査結果を出すことが出来ます。採血して、遠心分離、測定となります。20−30分で検査結果が出ますので、診察前検査が可能です。 当院は群馬県医師会及び日本臨床検査技師会の主催する臨床検査精度管理事業に毎年参加しており検査値の正確性を確認しております。
※検査の結果は電子カルテに自動送信されますので、すぐにご覧頂くことが可能です。
散瞳することなく眼底の写真撮影が可能です。撮影後の運転もできます。糖尿病合併症検査 糖尿病網膜症や高血圧の眼底所見の有無を見ることができます。
肝臓や胆管、腎臓、膵臓、脾臓などの状態をレントゲン被曝することなく観察することが出来ます。甲状腺に関しては体の表面に近いところにありますので、内部の観察にはエコーが最も有効です。首の動脈を超音波で診ることによって動脈硬化の有無や、脳梗塞や心筋梗塞になりやすいかどうかの判定も出来ます。専門性を考え、こちらも大学病院など大きな病院に導入されているものと同一装置に更新しました。
甲状腺エコーにおける腫瘍の硬さの判定として用いられるエラストグラフィーや細かい血管の走行を見ることの出来るSMI という最新の技術が導入されており、高精細の画像を得ることが出来るようになりました。
心電図検査では狭心症や心筋梗塞の判定、不整脈の有無などを診ることが出来ます。また、R-R間隔という検査は自律神経機能の検査になります。手と足の血圧を測り、脈の状態を診ることで血管の弾力性(血管年齢)や足の血管の詰まり具合(閉塞性動脈硬化症の有無)を調べることが出来ます。15分程度横になっているだけで検査が出来ます。
診察前に血圧測定を行います。自動測定が客観的と言われております。もしもの時のAEDも受付に配置しております。心肺蘇生トレーニングも行っております。
院内で至急の検査が出来る様になりました。甲状腺のお薬を飲んで出現する好中球減少症なども分かる様に白血球5分類の検査が可能です。感染症の診断も迅速に検査可能です。
禁煙外来で行う呼気中の一酸化炭素濃度を測定する装置です。
小さな装置を装着することで24時間5分毎に持続的に血糖の変動を見る事ができます(最大5日間)。薬による治療の効果や自分ではわからない夜間の低血糖の状態などをグラフで見る事が出来ます。
機械をかざすだけで血糖値が測れる装置。
腕に貼り付けたパッチに機械をSuica のように「ピッ」とかざすだけで、血液を採らずに血糖値をリアルタイムに測定することが出来ます。指に針を刺す必要がないため痛みもなく、服の上から何時でも何度でも血糖値を知ることが出来ます。こちらは正確には血糖値ではなく、皮下の組織間液のブドウ糖濃度を測定し血糖値に換算しているものですが、前述のCGM よりは正確と考えられ、血糖測定による補正は必要ありません。
リブレ〈黒〉は自己血糖測定装置で、センサーの寿命は2 週間、15 分おきに血糖値の動きが記録されます。もちろんセンサーをつけたまま入浴や運動も可能です。2016 年5 月に認可され、2017 年1 月から発売、同年9月1日より保険適用となりました※。現状、適応患者さまは限定し、継続使用ではなく、従来の自己血糖測定の補完的に一時的使用が推奨されております。
http://www.fa.kyorin.co.jp/jds/uploads/imp_20170822_freestylelibre.pdf
学会としても、費用面も含めまだ運用について確定されていない状況です。当院では、当面センサーの処方は毎回ではなく必要と判断したときのみとさせていただきます。
リブレPro 〈白〉は2016 年12 月に国内発売され、CGM 同様保険適用になりました。当院ではインスリンポンプ治療(CSII)患者さまの診療も行っており、2018年度より専門医が1人いれば保険算定可能となりましたので血糖コントロールが不安定な患者さまで希望があれば保険診療で行っております。
その他の患者さまでは、保険外診療(自費)として扱います。リアルタイムで血糖値を知ることは出来ませんが、2週間の連続測定(持続的に測定し15分ごとに記録)が可能で、専用ソフトを用いて解析します。
どんなことで血糖が変動するのか、睡眠中の血糖値や食事による上昇の度合いなど生活記録とあわせて説明と指導を行います。倦怠感などを来す低血糖症の確認にも有用かもしれません。
※インスリン製剤とGLP-1受容体作動薬を使用中の患者さまなどが対象となります。詳しくはこちらをご覧ください。
高精度体成分分析装置。体の4 大構成成分や骨格筋、脂肪、部位別の筋肉バランスを高精度に測定することが出来ます。
食事運動療法の効果確認など、モチベーションを上げるためにも効果的です。
以上の検査機器があることにより、以下の疾患に対応することが出来ます。
①網膜症(眼底カメラ) ②腎症(尿検査) ③神経障害(自律神経機能検査、振動覚検査) ④動脈硬化関連検査(FMD、血管年齢、頸動脈エコー、心電図)
肥満・高血圧・脂質異常・糖代謝異常に対しても迅速に対応可能。
超音波検査、血液検査(ホルモンは翌日結果)、自己抗体検査(1週間程度)、穿刺吸引細胞診(小さい腫瘤に関しては院長が群馬大学病院検査部での外来診療も行っておりますので、群馬大学で詳細に検査可能です。)
鼻や喉から粘液をとって検査。15分ほどで結果がでます。
胃カメラにて慢性胃炎や萎縮性胃炎と診断された方、結果をご持参頂ければヘリコバクター・ピロリの検査も可能です。結果が陽性であれば除菌治療も承ります。
※外注依頼しますので、検査結果は後日受診していただきます。
ご自宅に当院から機械を貸し出します。夜間、ご自分で装着することによって簡単な検査を行うことが出来ます。検査結果は10日ほどで当院に届きますので詳細にご説明いたします。
症状が強ければCPAP(Continuous Positive Airway Pressure:経鼻的持続陽圧呼吸)療法も機器のレンタルにて開始することが可能です。
精密検査が必要な際には前橋赤十字病院等紹介にて1泊入院検査を行います。