当院ではインスリン自己注射(一部1日1回のGLP-1受容体作動薬注射も含む)をしている患者さまに対して、自己血糖測定の指導を行っております。
自分で指先採血をして血糖を測定する自己血糖測定(SMBG)もありますが、24時間の血糖変動を測定できる機械も使えるようになっております。
当院ではこれまで、「間歇スキャン式持続グルコース測定器」(isCGM;intermittently scanned CGM)であるFreeStyleリブレと「リアルタイム持続グルコース測定器」(リアルタイムCGM)としてDexcom G6を扱っておりました。保険適用についてリブレは2022年4月から、糖尿病の病型にかかわらずインスリンを使用している患者さまに対して使用できるようになり、利用者も増えております。一方、Dexcom G6はBluetoothで常時接続され、5分ごとの血糖測定を自動でスマートフォンに送るため、皮下連続式グルコース測定として、糖尿病薬変更の際の血糖値の変化を見る検査としても利用出来ます。
この度、FreeStyleリブレ2が上市され、スマートフォンとBluetoothで常時接続することにより、リアルタイム持続グルコース測定器として認められました。皮下連続式グルコース測定として、検査として使用できるようになりました。当院では、糖尿病患者さまに保険適用検査として使用可能です。
我々クルー自ら試し、血糖変動を目で見て、生活習慣改善や食事運動療法へのモチベーションが上がることを確認しております。検査の希望がある方は受診時にその旨お話しください